曖昧な交響曲

執筆、叶雨がお届けする狂った音たち 

レンズの先に見えたものは

『人間は皆平等』なんて言うけどそんなものただの上辺だけの言葉じゃない?

きっとどこかで違うんだよ

だって『平等』なんて無責任な言葉吐き気がするんだもん

その言葉が真実ならば私はこんなことになってない

「いつになったら『真実』が見つけられるの?」

「今見ているすべてが真実なんだよ」

嘘つき

この人が言うことはほとんど嘘だもの

だっておかしいから

いつもへらへら笑ってばかりいる

私と同じなのに

『現実』を受け入れているんだ

嘘の世界を

だけどそれは『嘘』だから

私はまた探すの

「いつになったら受け入れるんだろうね」

いつになっても受け入れないわ